ボクが子供のころは、テレビを見ていると、番組が切り替わる瞬間やCMが切り替わる瞬間に、ほんのコンマ何秒かではあるが、他のCMが一瞬映ることが良くあった(笑)
昔から気になっていたが、地方に住んでいるため東京のキー局とは放送番組やスポンサーが異なっていて、このような現象が起きるのだろうと思っていた。
一方で家電製品の進化は速く、ビデオデッキはハードディスクやブルーレイに替わり、テレビ放送自体もデジタル放送になった。
お蔭で映像は鮮やかになるし、番組の録画なども非常にラクになった。ビデオの予約録画で一世を風靡した“Gコード”も、いつの間にか新聞紙面上から消えている。
また、録画した番組を視聴するにしても、1本のビデオテープに複数の番組を録画してあるため、見たい番組を探し当てるのに、タイムカウンターを見ながら早送りしたり、巻き戻したりして探り当てていた。
今思うと何ともアナログチックな作業を良くもしていたものだ…
しかしこれだけ技術が進歩しても、あの一瞬映る“他の映像”は、時~々見かける。
放送業界や機器についてはてんで素人であり全く分からないが、現代の技術を以ってしても解決出来ないほどの難しいことなのであろう…
デジタル化が進む中、昔と変わらぬアナログチックな現象が残っていることが、なんとも微笑ましい!
子供達がテレビを観ていて「今、○○が見えた!」と興奮して騒ぐたびに、自分の子供の頃を思い出すようで心が温まるから…