息子が小学生だった夏休みのある日、急に「転校したい」と言うようになった…
親としては、学校で何かあったのか、大変不安になったのだが、その理由を聞いて笑ってしまった。
それは“宿題が多い”から…
そして、息子の希望する転校先は“宿題のない学校”…
そんな学校は無いのだと諭しても中々納得してくれない。
仕方が無いため、恥ずかしながらも友人達に頼んで、他校の宿題の様子を聞いてみた。
結果は…
計ド、漢ド、日記、自由研究等々、息子の学校と似た様な量と内容であった。
それを聴くと、今度は同じ学校のでも、「他のクラスの宿題の量が少ない」ことを口にし始めた。
他のクラスの友達とも良く遊んでいるため、その状況についてとても詳しい。
そこまで言われてしまうと、返す言葉は見付からない…。
とりあえず、他の学校の状況には納得して貰えて、転校したいとの発言が無くなったため、そこで話を打ち切った…
そして、夏休み最終日…
宿題の一つであった“夏休みの感想文”の原稿用紙を見て、思わず笑ってしまった。
そこにはただ一行…
「今年の夏休みは宿題が多くて最悪だった]と書かれていたのだ…
確かにそれが本心なのかもしれない…
とはいえ、申し訳ないが“大人の事情”で書き直しして貰うことにした…