昨晩、遅くまで家飲みしていたため、昼近くまでソファーでゴロゴロしていると、妻が昼飯をどうするか聞いてきた。
子供達は各々好きな食べ物を挙げるのだが、いくらリクエストしても、冷蔵庫にある食材の都合から、おのずとメニューは限られて来る。
結果、息子はお餅、娘はおにぎり、私はパンとなり、おかずは鶏のから揚げに決定した。
次に妻は、から揚げの個数を聞いてきた。
子供達は「8個」「4個」と、思い思いの数を述べる。
私は、それほど食欲がなかったため「2、3個」と答えた。
それを聞いた娘が、「2、3個って何個?」という、子供らしい疑問を私に投げかけて来た。
すると妻が「3個のことだよ。2、3個って言っても、2個じゃ嫌なんだから」と、私の代わりに返事をした。
確かに2、3個と言っておいて、実際に2個しか出て来なかったら少し悲しい…
よって、その発言には、3個欲しいという思いが込められているのだ。
通常、その様な言い方をして、2個しか出て来ないことはまず無いだろう。
また、「2個と3個のどっち?」と聞き返されることもめったに無いのでは?
3個欲しいとの意思を察してくれるのだ。
2、3個の「2」の部分には、自分の欲求をそのまま伝えるのではなく、少し遠慮がちにモノを話す日本人らしさが見える…
この習慣…
一見、自分の意思を中途半端に表明しているように見えるが、私は日本人特有の奥ゆかしいやり取りだと思うのですが…