ウチの子供たちは、小学校4年生ぐらいまでサンタクロースを信じていたと思う…
そもそも子供たちがサンタの存在を疑い始めたのは、普段目にするテレビ番組や漫画雑誌によるものだった。
クリスマスが近くなると、子供向けの「テレビ番組」や「マンガ雑誌」において、サンタの正体に対する配慮が不足しているものが多くなる…
所々で、「両親がサンタであることを匂わす」シーンが登場するのだ。
一緒にテレビを観ていて取り繕うことも出来ないし、下手な解説は却って不自然、逆効果だ。
子供たちは何も言わないが、その様なものに接しているうちに、サンタの存在への疑いが確証へと変わって行ったのだろう。
サンタの正体を見極めるために、イブの夜に遅くまで、一生懸命に布団で目を開けていた頃が懐かしい…
出来ることなら、夜遅くまで起きていられる程に成長した子供たちに、プレゼントを置く姿を見つかることで、サンタの正体に気付いて貰いたかった…
今この話を書いている最中にも、家族揃って観ているテレビ情報番組では、イマドキのクリスマスプレゼントを特集しており、リポーターが「サンタのお父さん、お母さん!」と呼びかけてしまっている…