結婚とは、異なる2つの文化が交わることだと、私は考える。
といっても、それほど大そうなことではない…
例えば飲食で言うと、私は天ぷらを食べる際、天つゆが用意されていないとソースで食べる。
それは、醤油を使用する妻からすると、信じられない行為らしい。
そのソースにしても、私はウスターソース派で、揚げ物などにビッチャリと掛けて食べるのが好きだ。
一方で妻は中濃派。
揚げ物の上に少し掛けるだけだ。
ある日、白菜の漬物に「味の素」を振り掛け、醤油を垂らして食べたところ、信じられないような目で見られた。
私からすると普通の行為であり、実家にいた頃から「我が家」の定番であった。
その他にも、から揚げ、目玉焼きなどにケチャップは欠かせないが、妻から言わせれば、それぞれ塩コショウなどで味が付いているので、そのまま食べるのが普通だそうだ。
基本的に、関東出身の妻は薄味派で、私は濃口の味が好きだ。
ただ私の好みにしても、父が熊本の出身なので、静岡と熊本の文化が融合した結果とも言える。
そして私の子供達はというと…
「味の素」と「醤油」という文化を大変気に入ってくれている。
ソースもウスターソース派で、それに浸すようにして揚げ物を食べる。
一方で、目玉焼きやから揚げなどにケチャップを掛けることはしない。
サラダはオリーブオイルと塩だけのシンプルな味付けで食する。
この様にして、私達の子供の習慣が出来て行くことは、私達の結婚によって、新しい文化が生まれた結果だというのは、言いすぎなのだろうか…
その子供達の習慣の中に、「焼いた餅」「卵かけご飯」には「熊本の濃口醤油を付けて食べる」という、私の父の習慣もしっかり伝わっていることが微笑ましい。
お題「#買って良かった2020」…
というか、もう我が家に欠かせない