今週のお題「大人になったなと感じるとき」
私の経験則によると、若い頃にヤンチャしていた人、いわゆるヤンキーだった人は、男女問わずに、普通の人より早く大人になるような気がする。
ヤンチャは10代の前半、思春期と第二期反抗期のまっただ中の中学生から始まり、度合や行動の違いこそあれ、とかく反体制に憧れる。
それはバイクで戯れて走ることであったり、誰かと争うことであったり、社会や学校のルールに反する行為をしてみたり…
しかしながら、その様な時期に十分ヤンチャをしていた人は、20歳を迎える頃にはすっかり落ち着き、身も心も“成人”していている様に思われる。
何故だろう…
多分、中学卒業と同時に、または高校卒業を待たずに社会へ出ることで、自分で生計を立てることの難しさ、世の中を生きることの厳しさを、早くから経験するからではなかろうか。
そこでのルールは、学校の校則などとは異なり、守らなければ自分の信用を失い、それは自分自身の生活に、そのまま撥ね返って来るのだ。
同じ時期に、衣食住を始め、様々なことで「親」という存在に守られている者とは違う。
ところが、最近では20歳を過ぎても落ち着かない人達の様子が、ブラウン管を通して報じられたりする。
その歳になってまで、社会のルールや厳しさを感じずに、親に大切にされているのか…
または、一般社会が「厳しさに薄れた世の中」へとなって来たのだろうか…
いずれにせよ、今後のこの国の行く末を考えると非常に不安を感じてしまう…