今週のお題「爆発」
すみません、私の大学時代にあった、常識知らずのくだらない話を書いてみます。
一人暮らし
今から30年ほど前…
私の大学時代の話…
恥ずかしながら、私は大学に入り、一人暮らしをするまで、自分で料理をしたことがなかった。
毎食、両親に任せっきりで、自分で作ったものといったら、小学校の家庭科での白玉団子とサラダ、カブスカウトのキャンプで作ったカレーや味噌汁程度だった。
それゆえに、一人暮らし当初は、コンビニ、牛丼屋、学食といったものを食べていた。
しかしながら、牛丼屋も今ほど値段が安く無く、金銭的な問題から、間にインスタントラーメンを加える食事のローテーションとなった。
これでは健康的に良くないと思い、書店に行って“お料理1年生”といった本を買って来た。
自炊?の開始
ところが、本にはちゃんとした料理の作り方(当たり前だが…)が書かれてあり、技術も調理道具も無い私が、狭い四畳半の片隅にある小さな台所で作れるものはほとんど無かった。
調理道具を買い揃えるだけで、2週間程度の食事代になるのではないかとも考えた。
結局、私が作り始めた料理はハムエッグばかりであった。
実家に居た頃、父が良く作ってくれる料理で、これならばハムと卵を焼くだけなので、何とかサマになった。
そして電子レンジ
その内、部屋にあった、電子レンジというものの存在に気付く。
贅沢ながら、私は一人暮らしを始めるにつき、電子レンジを買って貰っていた。
それまでは、食パンを焼くか、コンビニ弁当を温めるか、ホットミルクを作る位しか使用していなかったのだ。
これによって、冷凍食品という新しい世界が目の前に広がった。
当時流行っていた“そば飯”も、レンジで温めるだけで簡単に食べることが出来る。
その他にも、チャーハン、焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、パスタなど、食事のバリエーションが一気に増えた。
そして… チンとなる…
ただ一方で、油断が生じるのは、その様に調子に乗っている時であろう。
何でも温めれば美味しくなると思い、私は缶詰をレンジで温めることにした。
冷凍食品で袋の一部を開けてから温めるように、缶詰の蓋を半分ほど開けてレンジに入れ、スイッチを押してその場を離れた。
すると電子レンジより、ジリジリとした変な音が聞こえて来た。
まぁ、食べ物によっては温める際に色々と音はするので放っておいたが、暫くしてレンジ内を見てみると、小さな稲妻のようなものが幾重にも発生し、何やら煙まで出ている!
言い訳だが、缶詰には“電子レンジで使用しないでください”とは、一言も書かれていなかった。(これは未だに書かれていないモノが多いですね~)
それは当たり前すぎるのか、私が常識知らずだったのか…
そこから先の出来事は思い出したくない…
ただ、今でも缶詰を見付けると、注意書きが書かれていないか確認してしまう。
(おしまい)
本日もお読みいただきありがとうございます。