はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」
10年前
10年前と言えば、凄く昔の様に感じる。
当時は、まだ40歳になったばかり。
父が難病だとわかり、また、祖母が認知症の症候を見せ始めたころ。
私とともに看病にあたる母は元気いっぱい。
長男は、身体が弱くて11年間におよぶ病院通いの最中で、毎日の服薬により体調をコントロール。
それでも庭で一緒にサッカーしたり、週末になると、公園や動物園に出掛けていた。
長女もまだ小さく、何かにつけて「パパ、パパ」って駆け寄ってくれて、会社に行く前は必ず毎日ハグしてくれた。
何よりも、一緒にお風呂に入ってくれていたし、川の字になって一緒に寝ていた。
そして今…
父と祖母は闘病の末、他界し、母はパーキンソン病と闘うことに。
長男も大学生となり、一緒に遊ぶことや出掛けることは無くなり、交わす言葉も少なくなり…
長女も、思春期なのかパパを何かと毛嫌いする…
一緒に出掛けてくれるのは、何か買い物に行く時だけ…
そんな中でもたくさんの幸せはあった!
母の闘病生活を、私が見ることとなり、最初はイライラすることも多かったが、この歳になって母と一緒に過ごす時間が増えて…
不謹慎かも知れないが、母の闘病のお陰で、本当の親孝行が出来ているように思える。
また、私は弟と4歳、妹とは9歳離れている。
ということは、それだけの年数、他の弟妹よりも母に苦労を掛けたとも言える。
弟、妹は遠方で暮らしているため、コロナ禍もあって、中々母に会いに来ることは出来ない。
だからこそ、長男として、他の弟妹よりも親孝行する恩があるし、この様な環境になったのも、母親へ尽くす時間を誰かが与えてくれたものであると思う。
長男も、言葉数が減ったとはいえ、あれだけ病弱だったのに、高校ではラグビー部の主将を勤め、今でも身体を鍛えたり、サークル活動で運動するなど、病気とは無縁の存在となった。
子供が健康であることは何より!
思えば、自分が大学生の頃など、父親とは照れくさくて、そんなに話していなかったではないか。
何だ、自分と一緒じゃん!
そのうち、社会人となって、金銭的事情から、実家に行って、父親と酒を酌み交わす機会が増えると、自然と会話も増えてくる。
娘にしても、「うるさい」「あっちいって」と言われることもあるが、それは自我の目覚めでもあり、またいつか父親のもとへと帰って来ると、ネット上では良く目にする。
そうして考えると、10年… 「歳をとる」のもわるくない。
いやいや、この「歳をとる」という表現が良くない。
やはり「歳を重ねる」でしょう。
それは幾つになっても、自分自身も、周辺の人達も成長出来る証ですから。
以前のブログで似たようなことを書いたが…
最近では「若さ」とは、年齢ではなく、自分が「若い」と思っていられるかだと思うようになった。
気持ちは永遠に30代!!
それで良いと思う。
たとえ体力が付いて来なくても、気力だけが付いてくれば細かいことは目をつぶっちゃおう!
さあ、10年後が楽しみだ!
いや、「10年後」との表現もおかしい。
明日、明後日、1年後、2年後…
これから来る「未来」を楽しみして、そんな気持ちで生きていきたい!
(おしまい)
本日もお読みいただきありがとうございます。