春雨☆サラダ

50歳 2児の父‼️ 好きなものはハードロック、JAZZ、ゴルフ、カメラ、ラグビー、バーボン、芋焼酎、中村あゆみ、高崎晃、ランディローズ、前田日明、田村潔司… 愛読書は北方謙三… 一番大切なものは、晩酌と子供たちとの時間!

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スポーツドリンクが登場した日!

 

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はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

 

「記憶に残っている、あの日」ということで…

 

選択肢のない自動販売

 私が小学校低学年の頃、自動販売機で売られている飲み物といえば、コーヒー、コーラやスプライトなどの炭酸飲料、そしてオレンジジュースなどの類いしかありませんでした。

 

 数少ない選択肢の中で、炭酸がまだ苦手な子供が選ぶものといったら、オレンジジュースぐらいしかなく、飲んだところで、口に残るねっとりとした甘さで、乾いた喉を潤す役目を果たすことは出来ませんでした。

 

 当時、“お金を出して水を買う”という感覚は無かったため、今のように水が販売されていることはありません。

 

 結局、オレンジジュースを飲んでも納まらない渇きを満たすため、その後に水道を見付けては水を飲んでいました。

 

 そんなこともあり、親から「自動販売機で何か買ってあげるよ」と言われても、そんなにワクワク胸躍ることはありませんでした。

 

 スポーツドリンクの登場!

 そんな時代に、突如としてスポーツドリンクは現れたのです!

 

 その登場は、私達にとても大きな衝撃でした。

 

 何といっても、今まで一番望んでいた「喉の渇きを満たすこと」を、最も優先してくれる飲み物だったからです。

 

 適度な甘さがありながら、飲んだ後に水を飲むことを必要としないサッパリとした後味…

 

 それは今まで体験したことのない飲み物でした。

 

 それからは、自動販売機で飲み物を買うことがとても楽しみになり、親にも良くねだるようになったのです。

 

缶飲料の進化

 

 その後も、缶飲料は進化を続けて行きます…

 

 家でしか飲めないと思っていた、憧れのカルピスを、外でいとも簡単に飲むことが出来るようになりました!

 

 カルピスといえば水との配分が難しく、カルピスの原液が微妙に足りなくて水っぽい感じがしたり、逆に水が足りないと甘すぎてしまい、中々一発で「これだ!」という調合にならず、手間のかかる飲み物でした。

 

 友人の家に遊びにいっても、その家その家で味(濃さ)が微妙に違います。

 

 それが、カルピスウォーターを飲んだ瞬間、これ程までに水とカルピスの絶妙な配分を、どの様にして考えたのかと驚いたものです。

 

 昔は自動販売機といっても、2段程度しか商品が無かったものが、今では3段、4段が当たり前の品揃えとなり、また色々なメーカーが隣接して設置されており、選択肢は大きく広がっています。

 

 そしてついに、一昔前では考えられなかった「水をお金を出して買う」ことも、当たり前の時代となりました。

 

 喉が渇くと、公園の 水飲み場や、水道の蛇口を上に向けて飲んでいた頃が懐かしく思い出されます。

 

(おしまい)

 

本日もお読みいただきありがとうございます。