忙しい毎日が続いたり、のんびりとした毎日が続いたり…
いろいろな「毎日」が繰り返されるけど…
私は、その中で毎週決まった「曜日」を待ち焦がれることが好きだ。
小学生高学年の頃は、週間少年ジャンプが書店に並ぶ「月曜日」がこの上なく待ち遠しかった。
やがて、中学生になると、サンデーやマガジンも読むようになり、「水曜日」も待ち遠しい「曜日」に加わった。
更に、ヤングジャンプまで読むようになり、「木曜日」も楽しくなった。
とはいえ時間には限りがある…
オールナイトニッポンなど、ラジオの深夜放送を聴くために夜遅くまで起きていたが、週に4冊のマンガ雑誌を読むことは、友人と遊ぶ時間、宿題や部活、そして当時流行りのファミコンを楽しむ中で負担となって来た。
結局、掲載されているマンガを全て読めず、次の週を迎えてしまうことが続いたため、定期購入するのは半分の2冊とした。
残り2冊については、比較的立ち読みすることが容易な書店のローテーションにより、気に入ったマンガだけを読み続けるといったライフスタイル?に変更した。
しかしながら、当時はコンビニが今ほど普及していなかったため、マンガの立ち読みは至難の業であった。
大きな書店であれば紐で結ばれているかビニールで梱包されていたし、個人書店では、大抵レジカウンターの前に置かれており、店主の眼が常にあった。
そこで、アルバイト店員がレジを勤める書店や、レジから少しでも離れた場所にマンガが置かれている書店を選んで立ち読みしていた。
そんな私も、今では漫画を読むことは無くなり、毎週の楽しみといえば宝くじの当選番号発表日となった。
私の楽しみにしているものは「ミニロト」と「ロト6」…
ロト6については、最初は当選金額が高額過ぎて敬遠していた。
購入するからには、いつか必ず当選することを信じており、「億単位」の金額が手に入ることが、かえって心配になったのだ…
小心者で度胸もない私が、億のお金を抱えたまま、平常心を保って過ごすことなど出来ないだろう。
また当選することで、一生分全ての運気を使い果たしてしまうような気がしてならなかった。
ところが「ミニロト」だけでは毎週の楽しみが1日であり、徐々に物足りなくなって来た。
そこで「ロト6」の購入も始めたのである。
当選がどうこうではなく、毎週の待ち遠しい曜日を一つでも増やしたいという、少年ジャンプからマガジン、サンデーと増やした時と同じ気持ちだ。
ただ、これにはマンガ雑誌とは異なる大きな欠点があった。
それは途中で止めるに止められないことである。
私は毎回、同じ数字を選択して購入している。
それを途中で止めてしまい、もしも次回の当選番号が、いつも選んでいた数字であったならば…
そう考えただけでも、この制度が無くなるまで、私は止めることが出来ない…
(おしまい)
本日もお読みいただきありがとうございます。