病は気から、人から、マスコミから…
心配性な私
私は人一倍臆病で、気が弱く、その上心配性である。
それゆえに、「病は気から」と言うが、まさに気持ちが滅入ってしまうことから、体調不良が始まる…
そして…
そのきっかけの多くは、「人」であったり「マスコミ」である。
他人の病気で心配に…
良くあるのが、知人の誰かが、何かの病気になったことを知る。
すると、自分も似たような症状が無いか気になり始め、どんどん不安になり、自分の体調に自信が持てなくなって来る。
つまり、体調不振と言うよりも、体調不審に陥って行くのである。
出来る限り、そのような話は聞きたくないのだが、どうしても日常会話の中で、私の耳に入って来てしまう…
地方新聞の病気相談で心配に…
同様に影響を受けるのはマスメディア…
私は住んでいる街の地方新聞を購読している。
その夕刊には、月曜日から木曜日まで、健康相談のコーナーを掲載している。
それは読者が自身の気になる症状を投書し、それに対して地元の専門医が返答するものだ。
地方紙ならではの、市民生活に密着した何とも親切な企画なのだが、私にとっては新たな「気がかり」が増えてしまう材料でもある。
その記事を読まなければ良いのだが、「風邪かな?と思っても… 隠れた病気に要注意」なんて書かれた見出し文を、どうしてもチラッと見てしまう。(これは平成25年12月5日の実際のもの)
記事の内容までは読まなくとも、これだけで私には十分な不安感を醸成させる。
週刊誌の広告をみて心配に…
また、新聞紙下段の週刊誌の広告も、とにかく「健康危機」を煽るものが、必ず入っている。
その一瞬のチラ見で目に飛び込んでくる文字の中でも、不安を掻きたてる言葉ばかりが目に付いてしまう。
最近のテレビ番組でも、様々な体の症状が、実は大きな病気を秘めているといったテーマのものが、増えて来たような気がする…
私は決してその様な番組を観ることはないが、視聴を促すためか、新聞の番組表に様々な症状が列記されているのを見るだけで、ただの肩こりや偏頭痛なども気になってしまう…
幸いにして何の病気でも無いのだが、落ち着きを取り戻すまでの暫くは、不思議と体調が思わしくない日々が続く…
それは不安の解消とともに、直ぐに治るのだから、まさに気持ちの問題なのだろう。
その様にして、わたしの場合、病に似た症状が「人」から、「マスコミ」から始まる…
情けない話ですみません……
(おしまい)
本日もお読みいただきありがとうございました。