春雨☆サラダ

52歳 2児の父‼️ 好きなものはハードロック、キョンキョン、ゴルフ、カメラ、ランディローズ、前田日明… 愛読書は北方謙三… 一番大切なものは子供たちとの時間!

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実家の風に揺られて…

今週のお題「最近壊した・壊れたもの」

 先月の話ですが、コロナに感染しました。

 

 自宅のマンションでは、妻や子供達に感染させないよう、誰もいない実家に自分を隔離することとしました。

 

 出勤停止となった5日間と、その後、感染させてしまうと病院の先生に言われた5日間、妻がネットで調べた更に2日間の合計12日間。

 

 久しぶりの実家での長い時間…

 

 誰も住んでいない最近では、私が週末にちょこっと来て、空気の入れ替えをする程度。

 

 それなので、久しぶりに朝から晩まで人が居て、水道を出し、電気を使い、灯りがともることで、何だか実家も喜んでいるのが分りました。

 

 家は住んでいないとダメだと聞きますが、正にその通りですね。

 

 私の実家は、築50年の木造家屋です。

 

 エアコンも数台ありますが、全部の部屋を補うには至りません。

 

 酷暑であったこともあり、その点が悩みましたが…

 

 意外や意外…

 

 かなりの酷暑であっても、家中の窓を開け放ち、風を通すことで、日光が直接当たらない1階の部屋は、かなり涼しくなるのです。

 

 私は日光の動きに合わせて、居る部屋を、西から東へと移り変わります。

 

 夜になると、断然2階の方が、涼しい風が吹き抜けます!

 

 正直に言うと、そりゃあ涼しい風と言っても、湿気は含んでるし、身体がサラッとする風では無いのですが…

 

 その通り抜ける風は、とっても身体に優しく感じられるのです!

 

 私はエアコンが苦手で、エアコン効いたの部屋で寝ると、次の日の朝、何とも言えぬ疲労感、だるさに悩まされます。

 

 しかし、マンション住まいのこの20数年、機密性が高いがゆえに、とてもエアコン無しでは夏場の夜はやり過ごせないのです。

 

 

 私の身体が、久しぶりの実家の優しい風を浴び、どんどん回復して行くのにつれ、私の実家も、毎日大きな深呼吸をして、どんどん昔のように戻って行くのが感じられます。

 

 最大期には7人の家族が住み、そこに親戚や従兄弟が遊びに来て、多い日は15人くらいが寝泊まりして、騒いでいたのです。

 

 過ぎ去って行った年月を想い出し、懐かしい出来事を想い出し、多くの家族に囲まれていた頃を想い出し…

 

 そうなると、父、祖母、祖父、曾祖母の仏壇に、毎日、お線香をあげてお祈りすること、仏壇に向かって語りかけることが、とても自然な行為として毎日のルーティンとなりました。

 

 あらためて、自分自身が今ここにいることの「ありがたさ」を、実家の風が教えてくれました。

 

(おしまい)

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

 

 

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