NHKのど自慢にハマっている。
小学生の頃、大人達が決まって日曜日の昼に観ていたが、当時は何が面白いのか良く分からなかった。
それが今では大変心地良く感じる。
歳を重ねるにつれ、仕事や家庭、自分と家族の健康、親の介護…
常に何かに悩み、問題が降りかかる日々…
それに伴い、テレビぐらいは安心して観ることが出来るもの、心が揺れない予定調和なものを好むようになった…
NHKの“のど自慢”は、小学生の頃、退屈して観ていたものと、根本はちっとも変わっていないように思う。
それが今になっては、何よりも安らぐことが出来るのだ。
“のど自慢”と言いつつも、歌の上手な人達だけが登場するのではなく、パフォーマンス優先の方や、ちょっと変わったエピソードをお持ちの方、ゲスト歌手の熱烈なファンの方など出演者は実に多岐に亘る。
私が特に楽しみなのは、職業枠で登場する方達だ。(実際にはその様な枠は無いのかもしれないが…)
地元の消防団、青年団、医療、漁業、農業従事者、公務員、同級生、スポーツチーム等々…
大抵“仕事着”を纏い登場してくれて、歌よりも振付や踊りに力を入れている!
時にはプロ並みのパフォーマンスを披露する方もあれば、慣れない動きに体が付いて行けない方もいる。
また、途中で息が上がってしまい、肝心の歌が上手に歌えなかったり、終わる頃には全員汗だくになっていたり…
もう、のど自慢どころではない…
ただ今はそれら全てが心地良い!
(おしまい)
本日もお読みいただきありがとうございます。
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