春雨☆サラダ

50歳 2児の父‼️ 好きなものはハードロック、JAZZ、ゴルフ、カメラ、ラグビー、バーボン、芋焼酎、中村あゆみ、高崎晃、ランディローズ、前田日明、田村潔司… 愛読書は北方謙三… 一番大切なものは、晩酌と子供たちとの時間!

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卒業式 主役はだ~れ?

 

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コロナ前の話ですが、息子の卒業式に出席した。

 予定では、朝8時30分から11時30分までと、かなりの長丁場

 

学校の体育館に着くと、妻は前方の保護者席に座り、私と娘は後方の席に座った。

 

 妻の席には本日の式次第が置かれていたが、私達の席には何も無いため、3時間もの間、何が行われるのか分からずに式に臨むこととなった。

 

まずは、来賓の方々が後方より登場…

 

 “ぞろぞろ”といった表現がぴったりくるほど、その人数に圧倒された…

 

 その後、主役である子供達の入場だ。

 

 2人一組で足早に登場し、真ん中の卒業生の席に座って行く。

 

我が子の凛々しい顔も覗き、感慨深くなるシーンだ。

 

 その後、全員が立ち上がり、国歌を斉唱。

 

ここまで、およそ15分…

 

小気味よいテンポで式は進む…

 

そしてお待ちかね、メインイベントの卒業証書授与!

 6年1組の生徒から一人一人檀上に上がり、校長先生から卒業証書を受け取る。

 

 卒業生全員の晴れ舞台…

  

 時間を少しでも短縮しようと、一人が卒業証書を貰い校長に一礼するタイミングで、スッと次の者が横に並び、一緒に礼をする。

 

見事なまでの連携!

 

何度もリハーサルを行って来たのだろう…

 

子供達は卒業証書を受け取ると檀上から降り、母親達が座る前方の保護者席に向かい、そこでまた一礼をする。

 

私の妻は、感動でボロボロ泣いている。

 

周りを見渡せば、子供達が卒業証書を貰う度に、あちらこちらで沢山の感動が生まれている…

 

成長した息子の姿を見られただけでなく、この様な感動に溢れる場面に立ち会うことが出来たことに、とても感謝していた。

 

限りある時間の中で、最大限に子供達の見せ場を演出してくれたのだが、6年5組の最後の生徒が卒業証書を受け取るまでには45分かかり、式は開始してから1時間経過していた。

 

その後、在校生を代表して5年生からの贈る言葉と合唱、それに応える卒業生からの言葉と合唱が行われ、自分が卒業した頃と変わらぬ情景に、懐かしく温かい気持ちになれた。

 

式も盛り上がったところで、さあ校長先生のお話だ。

まあ、昔からどこの学校でも長く退屈な時間ではあったものの、我が子の校長も御多分に漏れず、また時代に流されることなく非常に長い。

 

オリンピックのスキージャンプでメダルを獲った葛西選手の話を例えとし、仲間や友情の大切さを語っている…

 

時間にして、20分までは到達しなかったものの、15分の「K点」を優に超えて来た…

 

続いてPTA会長のお話…

校長超えにまでは至らなかったものの、これまた15分の“K点”を超え…

 

私の手元には式次第が無かったため、卒業証書授与、在校生と卒業生の言葉の後、長時間にわたって何をするのだろうと疑問に思っていたが、これだけで30分以上の時間を消化した…

 

隣の娘は「もう、帰りたい」と声に出す始末。

 

周りの付き添いで来ている小さな子供達も皆同じだ。

 

在校生代表として参加している5年生も、そこら中であくびを連発している…

 

卒業生の顔を窺い知ることは出来ないが、どの様な表情をしているのか想像がつく…

 

そんな会場の雰囲気など意に介さず、式は来賓紹介へと…

 

会場内は更に憂鬱な雰囲気となっていたのだが、司会の先生が、「本日はご所属とお名前だけの紹介です」と断りを入れてくれたので、私は胸を撫で下ろした

 

 ところが、最初に紹介された市会議員の方は、自分の名前が呼ばれたのと同時に立ち上がり、お祝いの言葉を述べ始めたのだ…

 

 “少しくらいなら”という気持ちだったのだろうが、後続のことを何も考えていない…

 

次に呼ばれた方も“何か一言”述べることになる。

 

来賓として、議員さんの様な方から、近隣の町内会の方まで来ているのだから、その人数は半端ではない。

 

一人15秒話したとしても相当の時間を要する。

 

中には、毎年出席してこの様な事態を想定していたのか、しっかりとした挨拶文を持参し、お披露目する人までいる…

 

その後も祝電披露があり、保護者代表の挨拶があり…

 

既に卒業生という主役が登場しない卒業式の情景は1時間を超え、先に味わった感動はすっかり覚めてしまっていた。

 

残り15分…

久しぶりに卒業生は立ち上がり、小学生生活最後の校歌を歌い、閉会の礼をした後、退場して行った。

 

時計を見るとジャスト11時30分

 

 始めは、どうしたら卒業式に3時間も掛かるのだろうと思っていたが、まさに計算しつくされたかの様な見事な時間配分

 

校長の長話はまだしも、“大人の事情”によるその他の事態も想定内のことなのだろうか…

 

本日初めてお目に掛かった人達の“挨拶”や“一言”にこれほど多くの時間を割くのであれば、主役である卒業生一人一人が、何か一言話せる時間を設けた方がよっぽど良かったと思う…

 

我が子やその友人達が、卒業にあたって思うことなど、是非とも聴いてみたいものであった。

 

こうして、主役が誰だったのか分からない卒業式は終わった…

 

そして昨日、娘の学校で卒業式が行われた。

 娘は在校生代表としての参加。

 

 コロナ禍の影響で「時短」の上、会場への入場は保護者1名に限られた。

 

  その様な中で省かれたものは ‥

 

 先ずは来賓はPTA会長一人だけ。

 

 校長、PTA会長も話を短くまとめ、挨拶はそれだけ。

 

 校歌は歌わずテープが流れ、在校生も代表5人だけの出席と寂しい箇所はあったけど…

 

 卒業証書授与はしっかりと行われ、結局、1時間半という、今までの半分の時間で卒業式は終わった。

 

 その後は、校庭で各々のクラス担任と語らい、また恩師、両親、友人達と写真を撮るなど、卒業式で疲れ切った様子もなく、本当に晴れ晴れとした笑顔が咲いていた

 

 短縮された1時間半は、その様な有意義な時間に充てられた。

 

 その笑顔を見ると、コロナ禍で、物足りない部分もあったかも知れないが、やっと主役が「卒業生」に戻って来たように感じられた。

 

(おしまい)

 

本日もお読みいただきありがとうございました。