最近ふと思ったこと。
それは、子供の小さな手に合った、「短いお箸」が普及していないのは何故だろう…
家族連れをターゲットとしているであろう、「ファミリーレストラン」や「牛丼チェーン店」などでさえ、子供用の短いプラスチックの箸や、割り箸が用意されている所は少ないように思われる…
お店によっては小さな子供連れで入店すると、子供用のスプーンとフォーク、そして小皿や小さな茶碗のセットが運ばれて来てしまう…
和洋中、麺、ごはん、パン、どの様な種類の料理を注文しても、その内容は変わらない…
これでは、家庭や幼稚園、学校などで行っている“お箸”の教育が意味を為さない。
私が小学生の頃は、給食で食べるときに使用する“道具”は、先端が割れてフォークのようになっている「スプーン」唯一つであった。
イチゴやメロンを食べる時に使用するスプーンと似た様なものだ。
万能だが、食べる時の姿勢が悪くなる、いわゆる「犬食い」になると言われ、今では廃止となっている。
それに比べると、今の幼稚園や学校では各自がスプーンやフォークの他に“お箸”が入ったセットを持参し、それを使って食べるという、日本人として“素敵な教育”が行われていると感心している。
その甲斐あって、小学校入学を前に、子供達はお箸を自由自在に扱えるようになる。
ただそれは、自宅や学校で使用しているお箸が、自分の小さな手に合った“短いお箸”だからでもある。
飲食店では“割り箸”が普通であり、その長さは大人に合わせた長いものが多い…
それは手の小さな子供達にとって、使い勝手の悪さはこの上ないものだ。
どう考えても、子供達にとって良い食育環境とは言えないと思われる。
せめてファミリーレストランや、家族での食事を“売り”にしている飲食店においては、子供用の短いお箸や割り箸を用意して頂けるとありがたい。
(おしまい)
本日もお読みいただきありがとうございます。